業界全体のイメージも人材不足に大きく影響している

エンジニア不足対策会議

エンジニア不足にどう対応しますか?

エンジニア不足の背景

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エンジニアに対するイメージの問題

マイナスイメージが人材不足を招いている

エンジニアが人材不足となってしまっているのは、エンジニアに対するイメージが悪い方向で定着してしまっていることが原因だと言うことができます。今現在エンジニアとして働いている人たちは、このまま年をとり続ければ、いつかは退職していなくなってしまいます。今の状態で既に人が足りないと言われているのに、それが更に悪化してしまうということで、何とかして人材を確保しなければなりません。しかし、新社会人世代の人は、あまりIT業界へと入ってきてくれないのが現状です。スマートフォンが普及したことで、今までIT事業を行ったことのない会社でもアプリ開発などを始めるようになりました。このように、働こうと思えばどこでも働くことができる状態なのに、新社会人の多くがIT業界を避けてしまっているのです。対価の低さも原因かもしれませんが、やはりブラックと呼ばれる所では働きたくないという気持ちが強くなってきていることも軽視することはできません。誰でも、良いイメージのある会社や業界で働きたいと思うでしょうから、良くないイメージが付いてしまっているエンジニアやIT業界は、それを払拭しないと不人気のままで人材不足を解消できずに終わってしまうことになるのです。

業界ネタが取り上げられることも不人気の原因

IT業界は、今では少し不人気になってしまっていますが、かつてはどちらかと言えば人気のある業界でした。ITは時代の最先端を行く技術ということで、一昔前はただ単に「カッコいい業種」だという理由で志望する人もいたくらいです。ですが、そのような漠然とした理由でIT業界を志望する学生の数はもう多くはありません。IT業界は新3Kと呼ばれる悪いイメージが定着してしまっています。この新3Kというのは、「きつい」「帰れない」「給料が安い」というもので、誰もが毎日利用しているインターネットやテレビなどのメディアで取り上げられたこともあって、マイナスイメージが定着してしまいました。Javaエンジニアとして仕事をする際には、その仕事が終わるまで残業や泊まり込みでの仕事をすることもありますし、休日に出勤して休む暇がないこともよくあります。このような問題に加え、「我儘なクライアントに振り回されて時間を無駄にした」などの出来事が、色々な所でいわゆる「業界ネタ」として取り上げられることもありました。このような事実を面白おかしく、時に深刻な問題だということで取り上げることによって、IT業界がどのような場所なのかということを多くの人が知ることになったのです。最近では、就職したくない企業や業界のトップに、ブラック企業やIT業界が入るようになりました。ブラックやマイナスイメージの企業・業界を避ける傾向になってきていることから、エンジニアのイメージ低下と志望者の減少も引き起こされているのです。

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要求定義の抱える問題

プロジェクト開発では要求定義書が必要になりますが、その内容にあいまいさがあることも2015年問題であるエンジニアの人材不足を引き起こしています。日本のユーザー企業は、持ち帰り型よりも常駐型での開発を好む傾向にあります。常駐型であれば、技術者と近くで仕事をすることができるため、もしあいまいな要求定義書であっても口頭で伝えることができるのです。そのため、分かり易い要求定義書がかけなくても問題ありませんが、常駐型はその分開発効率を上げることが出来なくなってしまいます。常駐型では、技術者はいくつもの仕事を受けることができないため、それが人材不足に影響していると考えられます。

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パッケージを活用する

日本の企業は、システム開発を一から行うスクラッチ開発を行う傾向にありますが、わざわざスクラッチをしなくてもパッケージ製品を導入することで人材不足を解決することができます。エンジニアの人材不足は、以前から日本国内で問題になっていましたが、深刻な2015年問題が浮上したことでその解決がかなり重要になっているのです。ここでは、入退勤務システムを例に挙げながら、パッケージ導入のメリットなどについても言及していきます。パッケージ導入にはデメリットもありますが、人材不足の解決という面では大いに役立てることができるツールなのです。

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深刻な人材不足、2015年問題とは

「2015年問題」という言葉を聞いたことがある人はどれだけいるでしょうか。2015年には、団塊世代と呼ばれる人たちが全員65歳以上になってしまいます。これによって、約660万人の人たちが年金を収める側から年金を受け取る側に回ってしまうのです。需要と供給という面からも、今後の年金制度維持のために対策を立てなければなりません。また、社会保障や税の徴収という観点から、2015年にはマイナンバー制度が導入されます。これによって、システム開発業界でITエンジニアが不足してしまうという問題も引き起こされると言われているのです。

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フリーエンジニアを活用する

エンジニアの中には、フリーエンジニアとして仕事をしている人がたくさんいます。そのような人たちは、レバテックフリーランスなどの案件紹介サイトを使って仕事を探していることが多いようです。エンジニアは人材不足だと言われていますが、このようなサイトを見ると、かなり多くの人材が揃っていることに気付きます。レバテックフリーランスは、直接開発現場へと行き、どのような人材が合っているのかを把握してくれるため、高い精度でマッチした人材を手に入れられる可能性があるのです。人材がいなくて困ったら、このようなサイトを利用してフリーエンジニアを活用する方法もお勧めです。

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エンジニアに対するイメージの問題

エンジニアにはあまり良いイメージが持たれていないことも事実です。仕事が終わるまで家に帰ることが出来なかったり、会社に泊まって仕事をしたりと拘束されることはよくあります。また休日に出勤して仕事をしなければならないこともあるため、そこがブラックだと言われてIT業界全体の不人気にも繋がってしまっています。「きつい」「帰れない」「給料が低い」という「新3K」も、エンジニアになりたいと思う人が減少している原因の一つです。最近では、多くの学生がIT業界やエンジニアなどの仕事を避けたい業界・職業として捉えるようになってしまっているため、人材不足はここから来ているということができます。

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エンジニアへの対価の問題

日本のエンジニアは、あまり休暇を取ることが簡単にはできず、仕事をしている時間が長いわりに対価が低めになっているという特徴があります。外国の技術者と平均給与や休暇の長さを比較すると、その違いがかなりはっきりと分かります。エンジニアは仕事量をベースにして働くようになっているため、仕事が終わらなければその部分についての給料は発生しません。そのため、エンジニアはブラックというイメージや3Kというマイナスイメージを持たれてしまっているのです。

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